
ベトナム進出企業数伸び好調
日本の外務省領事局政策課が発表した海外進出日系企業実態調査の結果(要約版)によると、2016年10月1日時点でベトナムに進出している日系企業数は、前年比+6.9%増の1687拠点で、2007年の820拠点と比べて2倍に増加している。国・地域別ランキングで見ると、前年と同じく7位につけている。 ちなみに、国・地域別ランキングのトップ5は、1位:中国(3万2313拠点、全体の約45%)、2位:米国(8422拠点、同約12%)、3位:インド(4590拠点、同約6.4%)、4位:ドイツ(1811拠点、同約2.5%)、5位:インドネシア(1810拠点、同約2.5%)となっている。

ベトナムの成長の原動は学力
ベトナムの教育水準は、東南アジアの各国に比べ、非常に高いと言えます。 そして意外と結婚、就職、昇進など、人生の節目で最終学歴が影響を与える学歴社会なのです。 いろいろ有りますが、下記が指標の一つになります。 OECDが実施する世界PISAテスト:
科学的リテラシーで8位、数学的リテラシーは17位、読解力 は19位(東南アジアの中で唯一平均値を超え、また同時に科学的リテラシーにおいてトップ10に入っている) そして英語のテスト平均点は英語圏のアジア諸国と肩を並べている。

ついにベトナム人技能実習生の入国者数最多に!!
2016年におけるベトナムからの技能実習生(1号)の数は4万人を超え、それまで最多であった中国を抜いて国別では初めて第1位となった。3年前と比較すれば約5倍に増加している。職種別でみると、建設関係、食料品製造関係が増加しており3年前と比較すると約倍増となっている。その他農・漁業、機械金属製造関係は微増、繊維・衣服製造関係は横ばいとなっている。